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2024.10.17 社長ブログ

社長ブログ(第14回)川崎への本社移転

9月30日にオフィスを川崎駅前に移転しました。
その背景を書いてみたいと思います。
 

目次

  • 旧オフィス
  • 新オフィス
  • 川崎という街

旧オフィス

旧オフィスは、下小田中という地区にある、武蔵中原駅から歩いて10分ぐらいの一軒家に構えました。

今、振り返ると、ここを決めるのは、自然の流れで決まったように思います。まず旧社名の「グローカル・マーケティング」という会社の登記をしたのは2005年で、以前私が住んでいた横浜市瀬谷区の実家住所になります。そのようなこともあり、再起業する際の場所は、神奈川県内で、と考えており、将来、弊社のクライアントになっていただけそうな方々が、武蔵小杉、武蔵新城近辺にゆかりがあったので、自然にその辺りで探していました。また弊社社員が、地方出身者ということもあり、社宅を兼ねられる場所がいいなあと思い、そのような条件で不動産屋に探していただきました。

その後、候補がいくつか出てきたのですが、間取りが合う物件が少なく、一つ間取りの合う物件が武蔵新城駅から歩いて20分ほど、バスで7~8分ほどの場所にありました。少々駅から遠い場所ではありましたが、あまり欲も言っていられないので、その物件に申し込みをしたところ、一瞬の差で、別の企業に決まったと連絡がありました。そんな不便な場所で、一瞬の差で、一戸建ての物件が別の企業で決まるとも考えにくいですが、これも運なので、それを受け入れ、別の不動産屋に依頼しました。

そこで出てきたのが、武蔵中原の旧オフィス物件でした。まず良かったのは綺麗であること、3階建てなので、3階の2部屋を社宅にでき、2階を執務室、1階を物入れにできると考えました。またトイレが2つあるのと、お風呂場がとても大きいところも良く、見てすぐに申込したところ、OKをいただきました。

2016年築で、数年オーナーが住んで、貸し出ししたため、とてもきれいで、何も言うことなく、申し分ない環境でした。オーナーからは登記住所(本店)に使われるのは困るが、本社としてホームページや名刺に記載するのはOKをいただきました。

そこから3年半、社員が10人以上に増えたこともあり、途中で執務室を増やすために社宅として使っていた2名には住宅手当を出して、出ていってもらいましたが、本当に有効活用させていただきました。特に会社のパーティーでは活躍しました。クライアントがよく訪問してくれたこともあり会食にも使いましたし、社内のたこ焼きパーティーなど、アットホームな空間を楽しませてもらえました。

当初は採用面接に慣れていなかったこともあり、面接で採用決定した後、お祝いにその場でタコパをやったこともあります。今ではあり得ないことですが…。

ちなみに本店(登記住所)としては使えませんでしたので、本店は横浜市瀬谷区のままで、今、義母が住んでいますが、時たま届く郵便物を転送してくれ、本当に助かり、感謝してもしきれない気持ちです。会社を経営するというのは、本当にいろいろな方のご支援で実現するものだと、つくづく思う今日この頃です。

新オフィス

さて新オフィス移転は何故このタイミングで行い、どのようにして、川崎駅前に決まったのでしょうか?これも自然の流れのように思います。

手狭になっていたのは事実ですが、あと1~2人は入る状況ではありました。ただ今年(2024年)の4月ぐらいに不動産屋から連絡があったのですが、オーナーが戻ってきて、実母と暮らしたいので、来年(2025年)3月には出ていってほしいという連絡がありました。そのようなこともあり、夏ぐらいから物件を探し始めました。

まず家賃を上げても売上が上がる訳ではないので、あまりお金を掛けない方向で考え、溝の口にあるインキュベーション施設のKSPや新川崎にあるKBICに連絡しました。KSPには10名入るオフィススペースがなく、KBICは開発がメインの企業が対象ということで、それぞれお断りされました。そういうこともあり、次は通常のオフィスで探し始めます。

最寄りの武蔵小杉や溝の口は数十名規模の大きい物件か、雑居ビル的なものしかなく、坪単価も高く、そこに入る気持ちにはなりませんでした。東京の渋谷や五反田も考えましたが、やはり東京は地価が高く、候補エリアにはなりませんでした。そんな中、知り合いのまた知り合いの方から紹介された三鬼商事の横浜支店にご相談しました。当初は地元の不動産屋かなあと思っていたところ、日経新聞でも調査報告をされているオフィス不動産の大手企業であることは、後から知ることになります。

そのようなこともあり、武蔵小杉、溝の口、新川崎を第1希望、川崎を第2希望で出したところ、川崎がダントツに物件数が多く、また東京と比較するともちろん家賃も安く、横浜と比べても安い物件が数多くあります。かわさき起業家オーディションで賞をいただいたこともあり、川崎駅にはちょくちょく行くこともあり、商業施設も武蔵小杉よりは多いと感じていたので、川崎も悪くないかもという気持ちになり始めました。

そのような中から、西口のソリッドスクエアと東口のメットライフ川崎ビルが候補になりました。ソリッドスクエアは晴海のトリトンスクエアのようなイメージで、とてもきれいでおしゃれなビルですが、オフィスの部屋的には大きさが35坪と少々小さく、その次の大きさが70坪ですので、弊社には合わない感じがしたのと、ちょうどランチタイムに下見に行った際に昼食難民状態が目に入り、これは少々どうかなあ、と感じました。その足で高架下を横切って、東口のメットライフ川崎ビルに下見に行ったところ、東口は多くの小さい店で賑わい、活気が溢れており、また、メットライフ川崎ビルは45坪の割には、ソリッドスクエアより家賃が安く、これが最後の決め手になりました。三鬼商事の担当者からは、このタイミングを逃すと、3月まで物件を探すのは難しいと言われたこともあり、メットライフ川崎ビルで決めました。弊社には、平塚や横須賀から通っている社員もいて、そのような社員は今まで川崎駅で乗り換えて南武線で旧オフィスに通っていましたし、川崎駅周辺に住んでいる社員もいますので、そういう意味では、社員にとってもいい環境だったなあとすべてのピースがはまったように思います。

また三鬼商事の担当者からは、このようなオフィスを構えると、採用にも効果がありますよ、と言われました。確かに武蔵中原駅から徒歩10分の一軒家より、川崎駅から徒歩8分のオフィスビルの方がいいですし、同じ徒歩通勤でも、店が多いので飽きることがありません。そういう意味では、これから採用にも効果を発揮してくれると嬉しい限りです。川崎はあまりイメージがいいとは言えませんが、昔に比べてイメージも変わりましたし、東京からも横浜からも通勤で通うのは便利で、神奈川県在住者はもちろん東京、埼玉在住者にも通える場所だったと結果論ですが、思った次第です。

 
 
 

 

 

川崎という街

最後に私が思う川崎の街について書いて、終わりたいと思います。

私は横浜市出身ということもあり、川崎にあまりいいイメージを持っていないのが率直なところです。子供の頃に習った川崎ぜんそくから始まり、怖い人が住む街のイメージでした。ただ上記のように、流れで移転を決めた川崎オフィスに通っている間に、結構興味深い街かも、と思うようになりました。マイナスイメージでの始まりなので、イメージは上向く以外ないとも言えますが・・・。

川崎駅東口は特にそうですが、大きい通りの市役所通りや新川通りにはオフィスビルが立ち並びますが、一本中に入った仲見世通りやたちばな通りなどには、小さい店が乱立していて、安くて美味しい店が数多くあります。そういう意味では、この小さいエリアに聖と俗的な雰囲気が入り混じった混沌感が楽しく、味わいのある街に思えます。歴史を振り返れば、東海道53次の2番目の宿場町として発展し、川崎駅は品川駅、横浜駅に続く3番目に古い駅なので、とても歴史があり、昔と変わらない情緒を感じることができます。また横浜駅ほど大きくなく、この小さいエリアでの混沌感は、スモール大阪的にも思えますし、小さい上野のような味わいがします。私も街並みを見るのは好きで、日本各地に行きましたが、この川崎という街をもっと知りたくなり、これから生活するのが楽しみでもあります。都会でありながら、ギリギリ地方みたいな感じ、東京―横浜の間にありながら、独自の風情のある川崎。是非そのような川崎を味わいがてら、弊社に足を運んでいただければ幸いです。これからどう発展するか楽しみな川崎からのブログでした。

※地図データ ©2024 Google

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