件名AI®とは?
メールマーケティングにおいて、コンテンツの質向上だけでなく、開封率向上も重要です。
どんなにコンテンツ制作に力を注ぎ、最高のメールコンテンツを作れても、開封されなければ、せっかくのコンテンツも見てもらえず、CVには至りません。
そのため従来の一斉送信の同一件名ではなく、個別のアプローチが求められますが、マーケティング担当者は次のような課題に頭を悩ませます。
- 顧客に合わせた件名を毎回考えるのは面倒…
- 作成した件名でどれだけ開封してくれるかわからない…
そこで株式会社グローカルMAは、ChatGPTなどのAIを活用した件名自動生成システム、企業ごとに個別に作成されたAIモデルを活用した件名評価システムを開発いたしました。
件名AI®とは、株式会社グローカルMAが開発した、件名自動生成AIと件名評価AIを組み合わせたメールマーケティングにおける開封率向上サービスになります。
件名自動生成AIが作成した複数の件名から、件名評価AIが企業の持つ顧客情報と過去のメール配信履歴を分析し、最も効果的なものを選定して対象者ごとに自動的に割り当ててメールを配信します。この方法により、開封率が向上し、企業は顧客へのメッセージをより多くの受信者に届けることができます。
施策適用イメージ
STEP1:「件名自動生成AI」の実行
商品紹介サイトなどのコンテンツに基づき、ChatGPT(AI)等を用いて自動的に複数の件名候補を抽出します。
STEP2:「件名AI」モデルの作成
配信対象毎に最適な件名を判定するため、件名・顧客属性情報等を基に、開封率の予測値(開封スコア)を算出する「件名AI」モデルを作成します。
STEP3:件名AIモデルを使用し、最適な件名を選定
上記で作成した「件名AI」モデルを使用し、対象顧客毎に最も効果が見込まれる件名を選定、施策適用します。
なお、送信の際は「件名自動生成AI」で抽出された件名だけでなく、ビジネス担当者が検討した件名も同時に使用し、効果比較を行うことができます。
STEP4:効果検証
NonAI(件名AI未適用コンテンツ)とAI(件名AI適用コンテンツ)に分類し、開封率の比較を行います。
3つの効果検証方法
①総開封率比較:NonAIとAIそれぞれの配信結果を合算し、開封率の比較を行います。
②各件名比較 :NonAIとAIで同じ件名が配信されたメール毎に効果を集計し、開封率の比較を行います。
③各ユーザ比較:AIの予測と異なる件名が送信されたメール毎に効果を集計し、開封率の比較を行います。
導入事例
“Web外貨取引デビュー施策(約1.5ヶ月)”
メール開封率50.2%⇒59.6%の成果向上!複数施策へと横展開を実施中
企業名 :株式会社SBI新生銀行
部署名 :グループ個人営業企画部 リテールIT開発室
担当者 :酒匂 隆太郎 様
事業内容:リテールバンキング、コンシューマーファイナンス業務等
■課題
Web取引がメインの顧客に対して、外貨預金の取引デビュー者を増やす試みをしていたが、同じ件名、同じコンテンツを常時配信しており、顧客に適したコンテンツを把握する試みができなかった。
■導入施策
外貨預金を取引していない顧客が該当ページに複数回訪問後、外貨預金の案内メールを送る際に、件名を複数用意し、各顧客に適した件名を配信するため、件名AI®を使用して【AI】vs【NonAI】の開封率効果確認を実施した。
■成果
効果測定方法 | 効果結果 |
---|---|
総開封率比較 | AI:59.6% NonAI:50.2% |
各件名比較 | 一定の配信数を越えた件名においては3.0%~17.4%AIの開封率が上回った |
各ユーザ比較 | NonAI側で件名AI®によって選定された件名とは異なる件名が配信された顧客での開封率比較は8.5%~11.8%AIが上回った |
工数削減 | ①適切な複数の件名候補抽出 ②適切なターゲット割当 ③良い結果に寄せる等の観点からAIを利用した場合は、自動作成、抽出、検証等の工数が大幅に削減できた |
利用までの流れ
料金プラン
トライアル※ | ベーシック | |||
3ヶ月契約 | 6ヶ月契約 | 12ヶ月契約 | ||
初期設定費用 新規モデル作成1回含 |
100万円 | 100万円 | 100万円 | |
月額運用費用 (合計) AI結果確認ダッシュボード含 |
20万円 (60万円/3か月) |
20万円 (120万円/半年) |
18万円 (216万円/1年) |
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オプション | 追加モデル作成費用 | – | 50万円/個 | 50万円/個 |
施策適用費用 (1シナリオ当たり) |
– | 30万円/個 | 30万円/個 | |
件名生成(ChatGPT等) &事前評価 |
– | 0円 (無制限) |
0円 (無制限) |
|
・上記金額はすべて税別の金額になります。
・上記管理画面の提供は現在は行っておりません。
※トライアルプランのご利用は1回までとなります。
よくある質問
件名AI®に関すること
どのようなデータが必要になりますか
顧客の属性データや取引履歴、過去のメール配信結果をもとに件名AIモデルの作成を行います。
各企業様が保有するデータに応じて使用するデータ項目は異なりますので、事前のお打合せにてヒアリングさせていただきます。
どのようなMAツールに適用実績がありますか
Salesforce Marketing Cloud、b→dash等のMAツールへの適用実績がございます。
事前のお打合せにて、利用されているMAツールへの適用が可能か確認させていただきます。
データ量に関する制限はありますか
データ量に関する制限は設けておりません。
ただし、一度に評価できるデータサイズには上限がございますので、適用する際に、対象人数や項目数を処理可能な範囲まで絞り込む場合がございます。
効果検証はどのように行いますか
NonAI(件名AI未適用コンテンツ)とAI(件名AI適用コンテンツ)を比較して効果検証いたします。
導入済みのBIツール(Looker Studio、tableau等)での可視化も可能になります。
どのようなサポート体制ですか
初期導入はもちろん、導入後も定期的な施策効果の分析報告や、改善のご提案などをさせていただきます。
またSlackなどのチャットツールでサポートチームに直接連絡可能な窓口も設けさせていただきます。
セキュリティに関すること
個人情報を含むデータは必要ですか
個人情報を用いることはございません。
ただし、件名を個人に出し分けるためには顧客を識別するユニークIDが必要になります。
データ保管場所はどこになりますか
弊社のAmazonS3(東京リージョン)経由で件名の開封率を評価し、評価結果を貴社のサーバーへ転送いたします。
※使用されているツールによっては開発が発生する可能性がございます。
セキュリティ対策について教えてください
セキュリティに関する環境や体制については、次のページをご参照ください。
・情報セキュリティ基本方針
・プライバシーポリシー