2024.01.30 社長ブログ
社長ブログ(第6回)日経クロストレンドの連載(MAを有効活用し会社を飛躍させる方法)によせて
第6回目は、日経クロストレンドへの寄稿についてお話しします。
※このコンテンツはAIで作成しております
目次
- 日経クロストレンドでの連載
- 継続する手間
- 24時間対応に対する不安
- 効率化への課題
- 今後のトレンドワード
日経クロストレンドでの連載
2023年12月4日から10回連載で、日経クロストレンドにMAに関わる話を寄稿しました。(MAを有効活用し会社を飛躍させる方法)
日経クロストレンド読者の何割に見ていただいたかわかりませんが、それなりの方に見ていただいたようで感謝しています。日経BPの編集者と12月下旬にお話させていただく機会があり、読者層についてお聞きしました。12月下旬の途中経過ではありますが、MA市場に対する関心がどのようなものか見えてきますので、共有できる部分を記載したいと思います。
どの連載でもそうだと思いますが、今回の10回連載で、1回目、2回目のアクセス数が多かったそうです。その後、落ちてきて、6回目の費用対効果の記事で、もう一度アクセスが盛り上がり、その後下降している状況だったようです(12月下旬時点)。他の連載は不定期掲載であったり、週1回掲載であったりと様々なようですが、今回は毎日連載にしたことで、継続的なアクセスに一定の効果があったようです。今回の読者は、現場~係長クラスが主で、管理職以上のアクセスは少なく、現場でMAを触っていて、MAに関心ある層がアクセスしたようです。
MAを有効活用し会社を飛躍させる方法
継続する手間
連載でも記載しましたが、長年MAに携わってきて、MAの市場が大きくならないのは何故か日々考えています。広告を主とした新規顧客向けマーケティング市場が大きく、既存顧客向けの自社マーケティング市場が小さいのが主な理由だと思いますが、今後、少子高齢化社会になり、LTVの必要性がより増していくのは必然です。ただ囲い込んでいるようで、囲い込めていなかったり、結局はポイント提供であったり、会員ディスカウントみたいな形での、賞金、賞品提供しかコンテンツがないことも原因の一つです。ファンマーケティングなどの記事も日経クロストレンドを含め、広がっているように思いますが、全体からすれば、市場はまだまだ小さいのかもしれません。よって記事などに取り上げられているのでしょう。
確かにファンマーケティングも、ファン層の分析やどういうものがより好まれるかを、常時考えていく必要があり、手間もかかるので、かなり好きな方でないと疲れてしまうのも否めません。 MAも同じで、MAを始めたからには、止まることができず、日々動かし、好まれるコンテンツを提供し続けなければならないので、疲れてしまうのかもしれません。確かに、どちらも継続していくエネルギーであったり、より良いものを提供していくであったりといった気持ちがないと続かないとも言えます。
※このコンテンツはAIで作成しております
24時間対応に対する不安
MAが普及しない理由として、24時間対応ということにネガティブな要素があり、特に経営者や管理職側が嫌っている可能性があるという話を聞くことがあります 。24時間対応できるからMAが便利だと、関係者からすればそう思うのですが、経営層的には、何かあった場合、24時間対応しなければならず、それがあまり積極的になれない理由かもしれません。
ただ消極的になっても、データ連係が日次で夜動くのは当たり前という時代 に向かうのは必然で、むしろ積極的に利用して、マーケティング効果を最大化していくことは必要不可欠のことのように思います。
セキュリティ的にも、何かあったらどうする?という部分が、日本では特に強く、もちろん問題が起こらないように設定やデータ連係 を常時、気にしていく必要はありますが、積極的に自社マーケティングができる時代になることを期待したいと思います。
※このコンテンツはAIで作成しております
効率化への課題
広告中心の新規顧客向けマーケティングは、ターゲット選定や広告クリエイティブ開発などのプランニングはしますが、どれだけ費用を投下して、どれだけ売れたか、どれだけ応募を獲得できたかなど、投下金額とその結果が見えやすく、広告主も広告代理店もWin-Winになりやすい部分があります。
実際は、その1つ1つの広告が本当に成果に結びついたかまでは判別しにくい部分もありますが、全体の金額と全体の結果は出ますので、効率のいいマーケティングに見えます。 特に広告枠の高いメディアになればなるほど、その効率性が高くなるので、広告業に向かう企業が多いのもうなずけます。
一方、既存顧客向けの自社マーケティングは手間がかかる上、対象母数が小さいため、あまり積極的にマーケティング施策を行わない状況が見受けられます。質の高いマーケティングはできると思うのですが、量が小さいことと手間がかかるという部分が、あまり積極的になりにくい部分かと思います。
そういう意味でも、MAを含む自社マーケティングはもっと効率的にならなければなりません。MAツール企業や弊社のような支援企業の課題であり、より自社マーケティング担当者が容易に業務を進められる環境を作る必要があります。
MA支援企業の弊社としては、MA市場を大きくするためにも、そのような負と考えられる部分をなくし、積極的に自社マーケティングを行っていただける環境作りに邁進していきたいと思います。「ファンマーケティング」×「マーケティングオートメーション」の成功事例を生めるよう尽力します。
今後のトレンドワード
日経クロストレンドがまとめた「トレンドマップ 2023下半期」で前回の調査から将来性スコアと経済インパクトの両方で増加幅が1位となったのは、小売り発の新広告サービス「リテールメディア」で、将来性スコアの増加幅で2位となったのは「CRM」。最も将来性スコアが高い「EC」と同水準となっていることから、企業のマーケティングにとって欠かせない存在になるとのことです。
「リテールメディア」が将来性で伸び率1位 CRMの重要度も増加
※2023年11月28日記事
CRMとMAは切り離せない存在なので、CRMが2位になることは喜ばしいことでありますが、リテールメディアが1位というのも悪い話ではないと思います。
上記の本を拝読しました。リテールメディアが広告メディアになっていくことは必然の結果だと思いますが、その流れで、大手小売企業がグループ戦略の加速から、IDの統合等を進めていけば、MAやBIとの連係も可能になり、新規マーケティング、自社マーケティングという境目もなくなり、全体としてマーケティングを考える方向に進んでいくように思います。広告業界にいた際は、マーケティング=広告マーケティング的な部分が強く感じましたし、企業側でも、広告担当者と自社マーケティング担当者の組織が別々になっていることもあります。以前のテレビ広告などの認知から購買につなげていくマーケティングは一世代古いものになりました。
これからは経済圏の拡大にあるように、ファン層を囲い込む施策やLTV促進など、自社マーケティングを中心に考えて、その一環として広告マーケティングを考える時代になることと思います。そのように自社マーケティングの中心であるCRMを軸に、MAや広告、BI等の連係が加速し、効率的なマーケティングができるようになることを期待しています。
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