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2025.11.06 社長ブログ

社長ブログ(第19回)「社員合宿 in 2025」

9月6日(土)に年1回の社員合宿を終えました。昨年の社員合宿については、社長ブログ13回目で触れております。
今回、遠出をしようか考えましたが、予算的な問題と、本社移転して1年ということもあり、初めて宿泊なしで、本社のある川崎で実施しました。その様子をブログに記載したいと思います。
 

目次

  • 合宿の目的
  • 午前中のワークショップ
  • 午後のワークショップ
  • 懇親会

合宿の目的

日々、業務に追われ、自分の基本業務を俯瞰的に見つめることや、会社の経営など、知らないことを知る機会は、強引に作らないとなかなか実現できないものです。そういうこともあり、1年に1回社員合宿を行っており、今回は4回目になります。

1回目:箱根、2回目:伊東、3回目:三浦、4回目:川崎ということで、すべて神奈川県近郊で実施しており、今回宿泊はせず、一日のみの実施にしました。

今までの合宿では、社員のプレゼンテーション能力の強化も考え、事前に課題を与え、それについて30分のプレゼン、30分の質疑応答の時間を取っていましたが、これについては、毎週勉強会を始めたこともあり、そこで補うことにしました。毎週の勉強会は各自持ち回りで担当し、自分の好きなテーマについて15~20分ほどのプレゼンテーション&残りの時間を他の社員からの質問に回答するというものです。よって合宿では、プレゼンテーションの時間は設けず、ワークショップ(グループディスカッション)のみを行うことにしました。

午前はクライアント業務を再考する機会とし、午後は会社経営を理解し、それぞれ問題点の解決法を共に学ぶことを合宿の目的になります。

箇条書きで整理すると以下になります。

  1. 仕事の問題点を学ぶ
  2. 会社経営の基礎を学ぶ
  3. チームワークを学ぶ
  4. プレゼン方法、論理的思考を学ぶ
  5. チーム員のことを学ぶ
  6. 会社のカルチャーを学ぶ
  7. 成長を感じる

午前中のワークショップ

先に記載したように、午前中のワークショップテーマは「クライアント業務を再考する機会」としました。まず弊社のチームリーダーが、弊社顧客の受注業務の現状を歴史から振り返り、業務内容を整理共有してくれました。その後、各クライアントチームに分かれて、課題を出し合い、それらの課題はなぜ起きるのか、どう解決していくべきか、ということをチームごとに議論するという流れに入ります。

Aチーム、Bチーム、Cチームに分かれ、約1時間議論し、その議論内容を全員に発表するのですが、簡単にはうまく進みませんでしたね。ある程度はわかっていましたが、まず模造紙やポストイットなども各チームに用意していたのですが、どう使っていいか、わからなかったようで、1チームのみ使う結果となりました。もちろん課題と解決策が出てくれば、無理に使う必要はないのですが、やはりこういう経験がないと、条件を変えてしまったり、一部の課題に終始してしまったり、どのチームも最終的には時間が足りない状態になってしまいました。最初に見本等を見せると、そのやり方に固執してしまいがちで、自由な発想ができなくなってしまうと思いましたが、未経験者がやると、自分の携わっている業務に終始してしまい、全体俯瞰までたどり着かない感じでした。またそのチーム特有の言葉で報告してしまったり、もう少しやり方を伝え、経験を重ねたりする必要があるなあと感じた午前中でした。

午後のワークショップ

午前のワークショップ終了後、全員で近くの美味しいランチに行きました。いつもは遠出しているので、その分豪勢な食事をするということで、料理はとても美味しかったですが、個室ではなく、他の方もいたので、あまり声が通らず、仲良くするというより、美味しい食事を食べたという感じでした。

その後、午後のワークショップに進みます。午後は「経営」がテーマです。私が「経営」について話し、その後グループディスカッションに入ります。ただ最初に伝えたのは、経営とは関係ありませんが、コミュニケーション力の重要性についてです。同友会の経営指針成文化部会でも、よく話に出たのは、「伝える」→「伝わる」訳ではないということ。ワークショップ自体でもそうですし、ワークショップの報告会でもそうですが、伝えているつもりでも、報告者の認識がそのまま伝わっている訳ではないということ。相手の背景、理解内容に合わせて伝わるように伝える必要があることを話しました。加えて、大事なのが質問力。全体の認識合わせや、全体の理解度を深めるのは、各自の質問力が重要で、発表する側だけではなく、質問する側も、能力を向上させることが大切という話をして、経営の話に進みました。

経営の本題に入る前に、「働く」ということを伝えたく、私が尊敬する田坂広志先生の「仕事の思想」から、働くということはどういうことなのか、簡単に言えば「成長する」ということなのですが、そこに至る思想背景について話しました。その後、「経営」については、経営指針成文化部会における「経営」とは、という話から、経営とは英語で書くと、「Management」。Managementとは日本語に訳すと「管理」。経営≒管理→組織管理。

では、マネジメントとは何か?
→組織の大小関わらず、組織をどう管理するか?どう組織(チーム)で行動するか?
経営マネジメント。部署もマネジメント、すべて経営につながります。

上記のような話から、田坂先生の「なぜ我々はマネジメントの道を歩むのか」について触れ、経営という他の人の人生を左右する重い道を歩むのは、これも成長するためであり、仲間の成長が自分の成長という考えから、経営ということを深堀して話しました。

その後、再度経営指針で作成した内容をレビューし、私が以前整理した弊社のSWOTにも触れ、弊社の決算書を開示し、説明を加えました。
それから、同友会の「企業変革支援プログラム」の説明をし、全員実施し、各自が経営において、一番問題と思っている部分を浮き彫りにし、それを元にワークショップに入ってもらいました。
午後のチーム分けは、入社順というか、レイヤー順で分けました。これは経験が浅い人同士、経験が豊富な人同士の方が、経営課題に関して、いろいろな側面が見えると思ったからです。

結果としては、クライアント課題よりは、社内のことで身近な部分でもあるので、1時間という時間内で、ある程度どのチームでも、整理できたように思いますし、午前よりも楽しい雰囲気が伝わってきました。

いつも仕事を一緒にしているチーム同士よりは、同じ年齢というか、同じレイヤーの人同士の方が、自分の言いたいことが言える感じがしましたね。

どこのチームも、弊社の一番の問題点は、「人を生かす経営の実践」という部分でした。やはり弊社のようなベンチャー企業で働いていると、辞める人や入社する人の頻度が多くなり、安定したいという気持ちが強くなるように思います。また採用活動や美化を含む総務活動など、みんなが兼務してやってくれているのですが、本業が忙しくなってくるとなかなか兼務の仕事はできなくなるので、そういうことも含め、採用総務担当の人を募集し、早速シニアの方が9月から入社してくれることになりました。
採用についても、機会あれば、また違うブログで書いてみたいと思います。

ワークショップ後、各チームの代表が課題と解決案について全員に報告し、私が最後感想を話して終わるのですが、各社員が会社のことを真剣に考え、自分が思っていることを率直に話してくれる姿に感銘を受け、また涙がこぼれてきました。元々涙腺が弱いのですが、歳のせいか、より弱くなったように思います。

懇親会

これで1日の合宿が終わるのですが、この後の懇親会が一番重要と言っても過言ではありません。やはり会社は、社員全員が仲良く働くことが、最も大事であり、生産性の向上に直結すると考えているからです。

今回は、オフィスでの合宿のため、モエシャンドン(シャンパン)や高級系のケータリングを頼みました。ところでモエシャンドンって世界で流通している(モエ アンペリアル)と、日本独自のもの(ワインプレス)があるのをご存じですか?私もモエは何回か飲んだことがあり、今まではワインプレスだったようで、今回は、アンペリアルを購入しました。比較したことがなかったので、わかりませんでしたが、日本独自のワインプレスの方が率直な感想として、飲みやすいですね。金額もその分多少高いですが、アンペリアルは少々味が硬くて強い感じで、ワインプレスの方が上品で、飲みやすい味に仕上がっています。
是非、飲み比べてみてください。

ケータリングも高級系だったので、美味しかったですね。昨年までの懇親会はホテルの食事で、それはそれでおいしいですが、また違う楽しみ方ができますね。

そんな形で、お酒や美味しい食事で、和気あいあいと食事をした後、その後レクリエーションに入ります。
今回の企画は、チームごとに謎解きをしながら宝探しをする、ゲーム形式の内容です。
最初の謎を解くと次の手がかりが見つかり、さらにその謎を解いていく──という流れで進行し、謎を解くスピードによって得点が変動します。最終的に、最も多くの得点を獲得したチームが勝利となります。

特に楽しいのは、出題される謎が、社内オフィスや社員に関する内容になっている点です。さらに、謎を解くだけでなく、その後の計算式にも答える必要があるなど、なかなか複雑な仕掛けもあり、かなりやりごたえのある内容となっていました。これは今年の幹事さんがかなり力を入れて頑張ってくれた結果です。私もチームに入って一緒に宝探しをし、結果1位になることができました。少々、お酒に酔っていたので、どう解いて進んだのか、少々記憶が定かではありませんが、楽しかったのは言うまでもありません。その後、各チームの表彰をして、片付けをして、1日の合宿が終了しました。

今回は4回目で、1日だけの合宿でしたが、これはこれで楽しかったですね。後日、社員アンケートを取りましたが、概ね好評だったと思います。1年に1回の合宿ですが、このような学びもあり、チームワークも作れるのは、やはり平日の勤務日とは別に、日を取るしかありませんね。
来年は、今年以上の合宿になるよう、社員一同で、楽しい合宿を作っていきたいと思います。

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